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いざという時に備えを 老人ホームで大雨を想定した避難訓練

 大雨での浸水被害を想定した避難訓練が21日、三重県松阪市の有料老人ホームで行われ、職員らが利用者を避難させる手順などを確認しました。

 訓練が行われたシルバーハウス松阪は、災害時にガスから発電できる自家発電システムを導入していて、2022年には、介護が必要など一般の避難所での生活が難しい人たちが避難する福祉避難所に指定されています。

 訓練には、利用者の家族や地域の住民ら約30人が参加。避難訓練の報告会や自宅に近い避難所の場所などが説明されました。

 そして、大雨が続いて避難勧告が出された想定で、利用者を建物の2階へ避難させる訓練が行われました。

 職員は、利用者役や搬送役に分かれ、利用者をストレッチャーや車椅子に移動させ、声をかけながら2階へ避難させていました。

 また、担架を使った訓練では狭い階段でも安全に運べるよう、職員同士で声をかけあいながら避難させていました。

 自家発電システムを使った炊き出しや、消火器の体験なども行われ、参加者が楽しみながら消火器の使い方を学んでいました。

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