「求人の動きに足踏み」 三重労働局が県内の雇用情勢を発表
今年3月の三重県内の有効求人倍率は1.19倍となり、3カ月連続で前の月を上回りました。
三重労働局の発表によりますと、今年3月は有効求人数が増加し、有効求職者数が減少したことから、県内の有効求人倍率は前の月から0.02ポイント増え、1.19倍となりました。また、全国の平均倍率1.26倍を0.07ポイント下回りました。
生活関連サービス業、娯楽業で求人数が増加したものの、それ以外の産業では、物価高騰や賃上げによる経営コストの上昇が企業収益を圧迫した影響などから、前の年と比べ、求人数が減少した産業が多かったということです。
県内の雇用情勢について三重労働局は「求人が求職を上回って推移しているものの、求人の動きには足踏みが見られ、改善の動きに弱さが見られる」としています。