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「大きくなーれ!」約1000匹のトラフグ稚魚を放流

 今年11月に開かれる「全国豊かな海づくり大会」の記念リレー放流が19日に熊野市で行われ、子どもたちがトラフグの稚魚を放流しました。

 「全国豊かな海づくり大会」は、水産資源の保護や管理などを目的に1981年から都道府県持ち回りで開かれていて、今年11月には志摩市と南伊勢町で開催されます。

 漁場保全などに功績のあった団体の表彰や漁船パレード、物産販売などが予定されていて、県内では41年ぶり2回目となります。

 去年6月から、県内各地で記念リレー放流が行われていて、48回目となった19日、熊野市の遊木漁港で新鹿小中学校の児童・生徒36人がトラフグ約1000匹を放流しました。

 三重県尾鷲栽培漁業センターで中間育成された、生後2カ月、4センチほどの稚魚を、子どもたちが「大きくなーれ」と声を合わせ、バケツから海へ放しました。

 小学5年生の内田悠哉さんは「初めてだったけど、しっかり元気で育ってねという思いで放流できてよかった」と話していました。

 熊野市農林水産課・川村良主任は「これを機会にスーパーなどで魚を見て、魚に親しんだり水産業に興味を持ってもらえたら」と話しています。

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