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「剣祖」生まれの地に全国から剣士が集結 流派が演武を披露 

 現代にも受け継がれる剣術の祖とされる愛洲移香斎を称える「剣祖祭」が24日、移香斎の故郷、三重県南伊勢町で開かれ、全国から集まった剣士たちが剣術を披露しました。

 移香斎は南北朝時代に現在の南伊勢町で栄えた豪族愛洲一族に生まれ、各地で修行する中で現在につながる剣術を生み出した「剣祖」として知られていて、そこから200余りの剣術の流派が生まれたと言われています。

 24日は移香斎の功績をたたえようと全国から集まった約120人の剣士が参加し、真剣や木刀などを使ってそれぞれの流派の剣術を披露しました。

 演武が行われた場所は愛洲一族が城を構えたとされる城跡で、老若男女の剣士たちは日頃の練習の成果を発揮しようと気迫に満ちた太刀さばきをみせていました。

 また、地元の小中学生も、多くの人が見守る中、剣道の試合を行ない、気合いのこもった掛け声や竹刀を打ち合う音が響いていました。

 剣祖祭実行委員会の西岡孝夫委員長は「愛洲移香斎は我が町・郷土の誇り。愛洲移香斎の精神をしのびながら今後とも顕彰していきたい」と話していました。

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