「エンヤー」の掛け声とともに竹を引き回す 伝統の「御田植祭」
伊勢神宮の別宮・伊雑宮(志摩市磯部町)で24日、伝統の「御田植祭」が行われました。
平安末期から鎌倉初期が起源とされ、日本三大御田植祭のひとつで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
まわし姿の男たち約40人が水田に飛び込み、泥をかき混ぜたり相撲をとったりする勇壮な所作に、沿道から歓声が上がりました。
「竹取神事」では長さ15メートルの竹を倒し、「エンヤー」の掛け声とともに男たちが竹を引き回しました。
続いて、法被姿の田道人や赤いたすきをかけた早乙女が田んぼに入り、田楽が響く中、苗を丁寧に植えました。
この稲は秋に収穫され、伊勢神宮に奉納されます。