志摩高校
サッカー部

いつまでも若々しく、ひたむきにスポーツに汗を流す運動部の高校生たち。 この番組は、そんな三重県内の若いアスリートを紹介し、応援する番組です。 第20回は、三重県志摩市にある志摩高校。昭和29年開校、約70年の歴史を誇る伝統校です。今回のとこわかアスリートはサッカー部。しかし、サッカーは試合をするのに1チーム11人は必要なのに選手は5人しかいません。顧問の田村先生は選手たちのサッカーへの想いを損ねないよう、同様に部員の少ない高校との合同チームで県大会出場に臨んでいます。そこにはかつての名門部活動だった志摩高校ラグビー部の負の歴史がありました。ラグビーの聖地・花園ラグビー場での全国大会に出場経験があるにもかかわらず、部員不足により部活動が廃部になった歴史があるのです。「名門だったラグビー部のように廃部にしたくない！生徒たちの夢を未来につなげたい！」そんな思いから年に数回、地元小学生を志摩高校のグラウンドに招待し無料でサッカー教室を開いています。教えるのは普段教わる側の生徒。その日だけは先生になってサッカーの楽しさを伝える側になっています。「後にサッカーの楽しさを体感した小学生たちが志摩高校でサッカーをやりたいと思ってほしい」「普段教わる生徒たちが人に教えることで気づきが生まれる」田村先生は生徒たちにいつの日か自分と同じ指導者になってもらい「志摩地方のサッカー文化」が途絶えないことを願っています。とにかくサッカー大好きな部員たち。彼らのいまを伝えます。お楽しみに！

ナレーション　若林　希