「氏神」の元々の意味は、血縁で結ばれた一族、つまり、氏族がまつる神でした。それは、氏族が一定の地域に集団で暮らし、その中で神々をまつっていた古代社会の姿でした。 奈良市にある「春日大社」の御本殿では、四柱の神がまつられています。その中には、中臣氏、のちの藤原氏の祖先神とされる「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」もまつられています。奈良時代、国を護るための神社として建てられた春日大社は、「藤原氏の氏神」という一面ももっていました。 藤原氏と春日大社の関わりを紐解きながら、「氏神さまの登場」に目を向けます。そして、春日大社へ天児屋根命を勧請した、東大阪市の枚岡神社も訪ね、氏族の神さまをまつることの意味を考えます。 また、古文書を読み解きながら、「氏神」という言葉の誕生の経緯や、氏神の「氏」が表すものなどにも注目。神社の変遷をたどりながら、神社と地域社会の関わりから「氏神さまの登場」を考えます。
[出演] 白洲 信哉(文筆家) 中東 弘(枚岡神社 宮司) 花山院 弘匡(春日大社 宮司) 松村 和歌子(春日大社 国宝殿 主任学芸員) 遠藤 慶太(皇學館大学文学部国史学科教授) 千種 清美(皇學館大学非常勤講師/番組脚本担当) [ナレーション] 向 ますみ
奈良市にある「春日大社」の御本殿では、四柱の神がまつられています。その中には、中臣氏、のちの藤原氏の祖先神とされる「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」もまつられています。奈良時代、国を護るための神社として建てられた春日大社は、「藤原氏の氏神」という一面ももっていました。
藤原氏と春日大社の関わりを紐解きながら、「氏神さまの登場」に目を向けます。そして、春日大社へ天児屋根命を勧請した、東大阪市の枚岡神社も訪ね、氏族の神さまをまつることの意味を考えます。
また、古文書を読み解きながら、「氏神」という言葉の誕生の経緯や、氏神の「氏」が表すものなどにも注目。神社の変遷をたどりながら、神社と地域社会の関わりから「氏神さまの登場」を考えます。
白洲 信哉(文筆家)
中東 弘(枚岡神社 宮司)
花山院 弘匡(春日大社 宮司)
松村 和歌子(春日大社 国宝殿 主任学芸員)
遠藤 慶太(皇學館大学文学部国史学科教授)
千種 清美(皇學館大学非常勤講師/番組脚本担当)
[ナレーション]
向 ますみ