三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台としても知られる、三重県鳥羽市にある人口255人の離島・神島。南北朝時代に起源があるともされ、かつては大晦日から元旦にかけて行われていた「ゲーター祭り」は、担い手不足により休止している。しかしその伝統は、神島小中学校の子どもたちによって受け継がれ、郷土学習の一環として「子どもゲーター祭り」が続けられている。年越しの行事や学校生活といった島の日常のなかで、子どもたちや先生、神島の人々が力を合わせ、太陽を象ったとされる白い輪「アワ」を巡る祭りの準備が進んでいく。全校生徒6人の神島小中学校を舞台に、2026年の「子どもゲーター祭り」に向けた準備から当日までに密着。再現の先に何が生まれるのかを、子どもたちの姿を通して見つめる。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年4月25日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2026年5月16日(土) よる9時〜 |
尾鷲市で、江戸時代初期から変わらぬ形で伝えられてきた「ヤーヤ祭り」。この400年近くもの歴史を誇る天下の奇祭の象徴のひとつが「提灯」。夜の町を彩る無数の提灯は、単なる灯りではなく、氏子の誇りと祈りを込めた存在です。この提灯に焦点を当て、祭りの美と意味を掘り下げます。
ヤーヤ祭りは「ヤーヤ」と掛け声を響かせながら練り歩き、激しいぶつかり合いを繰り広げる勇壮な行事。その中で提灯は、各組のアイデンティティを示す重要な役割を担います。
提灯を受け継ぎ、祭に向けて手入れを行い準備する、そして灯りを入れて掲げる人々に密着し、地域の営みを取材します。さらに提灯に描かれる紋や文字に込められた地域の人々の思いが明らかに。夜空に浮かぶ提灯の幻想的な光景は、祭りの熱気とともに地域の絆を象徴します。
なぜ人々は提灯を守り続けるのか。若者や子どもたちが提灯を手にする姿を通して伝統継承の現場に迫ります。光に込められた祈りと誇り、尾鷲の夜を照らす提灯。その意味を再発見するドキュメンタリーです。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年5月23日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2026年6月20日(土) よる9時〜 |
奈良県東大寺二月堂で毎年3月に営まれる「修二会(しゅにえ)」は、国家安泰や五穀豊穣などを祈る、千年以上続く伝統行事です。その期間中、12日から14日にかけて練行衆が天人に扮して行われる「達陀(だったん)」の儀式では、勇壮な「達陀松明」が用いられます。 この達陀松明に用いられる松明の材料は、伊賀地域をはじめとする人々の篤い信仰によって寄進されてきました。名張市・伊賀地域では、古くから松明に用いられる木材や藁などの材料を整え、東大寺へと調進しています。堂内で炎を激しく燃え上がらせる達陀松明は、厳かな法要の場を浄化し、祈りの象徴として受け継がれてきました。その迫力ある炎と火の粉が舞う光景は、修二会を象徴する場面のひとつとして、多くの人々の心をとらえてきました。本番組では、松明を通して受け継がれる祈りの形から、材料を寄進する人々の思い、そして長年にわたり支え続けられてきた地域の営みに迫ります。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年6月27日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2026年7月18日(土) よる9時〜 |
伊勢神宮で20年に一度行われる「式年遷宮」。その準備を担う伝統行事がお木曳です。これは伊勢神宮に奉納する御用材を運ぶ民俗行事で、遷宮が執り行われる年の7年前と6年前の2年にわたって行われます。33ある遷宮関連行事の中でも市民が参加できる数少ない機会であるお木曳は伊勢の街にとって特別な行事といえます。そんなお木曳を象徴する「奉曳車」を取り上げます。
奉曳車は外宮用の御用材を曳くための巨大な車両で、華やかな飾りや提灯で彩られた姿が目を引きます。威勢の良い掛け声、そして観衆の歓声とともに奉曳車が街を進む光景はまさに圧巻です。
奉曳車の構造や装飾を取材し、木材の組み方や彫刻、金具など細かなところに宿る職人の技に注目します。また、奉曳車の曳き手たちとお木曳を取り巻く人々へも取材を行い、伊勢の街と伊勢神宮の関係性に迫ります。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年7月25日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2026年8月15日(土) よる9時〜 |
志摩市の「潮かけ祭り」は、海の安全を守る女神・市杵島姫命が年に一度、大島の祠へ里帰りすることを祝う祭りで、人々が海水を掛け合う奇祭としても知られています。その中心にあるのがご神体を乗せて海へと漕ぎ出す「船」。この「船」はただの移動手段ではなく祭りの象徴なのです。
潮かけ祭りは神輿を乗せた船団が大島へ渡り、海上安全と豊漁を祈願する神事が執り行われます。その後、漁港に戻った船たちによる“海水をかけあう”「潮かけ」が行われクライマックスを迎えます。
船の準備から出航までの舞台裏を取材し、漁に向かう船の様子にも触れながら海とともに暮らす地域の日常を合わせて見つめていきます。さらに船がはたす「神と海をつなぐ役割」を人々の言葉や実感から浮かび上がらせ、なぜこの儀式が地域にとって欠かせないのかを探ります。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年8月22日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2026年9月19日(土) よる9時〜 |
津市の市指定無形民俗文化財である「ざるやぶり神事」は、豊漁と安穏無事を祈願する祭礼として約400年の歴史を持ちます。その名の通り、「ざる」を破る祭礼で、人々がぶつかり合いながら引っ張り合う熱気あふれる瞬間はまさに圧巻です。この神事にとって最も重要な「ざる」に注目して掘り下げます。
ざるやぶり神事は、ふんどし姿の若者たちが練りあい、冷水をかけあうところから始まります。何度もぶつかりあい、クライマックスに突入すると、男たちはもみ合いながら大きなざるを引っ張り合って奪い合い、最後にはざるは破られ、ちぎられてしまうのです。そんなざるに込められた意味や役割を取材します。
ざるの準備から神事のクライマックスまでを追いかけ、なぜざるを使うのか、どのような意味をもつのかを地域の人々の声から探ります。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年9月26日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2026年10月17日(土) よる9時〜 |
桑名市の夏を彩る「石取祭」は、“日本一やかましい祭り”として知られ、約300年の歴史を誇る伝統の行事です。町内ごとに飾り立てた「祭車」を曳きながら、鉦や太鼓を打ち鳴らし、街に威勢のいい掛け声を響かせます。この「祭車」を主役に祭りを掘り下げます。
人々にとって祭車は単なる道具ではなく、地域の絆と信仰を象徴する石取祭の要として大切にされてきました。豪華絢爛な祭車は地区ごとの誇りを象徴し、祭りの熱気を最高潮に引き上げる存在なのです。
この祭車に込められた意味を探るとともに、その美しさを生み出す制作の舞台裏に迫ります。装飾や構造を取材し、彫刻や金具に込められた職人技、歴史的背景を紹介。更に曳き手たちにも焦点をあて、本番までの準備や祭車を操る技術、祭り当日の緊張感を映像で描きます。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年10月24日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2026年11月21日(土) よる9時〜 |
四日市市の鳥出神社で行われる「鯨船行事」は、海と共に生きる人々の祈りを象徴する伝統行事で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。陸上で模擬捕鯨行事を行うこの祭りに欠かせないのが巨大な「鯨船」。煌びやかで迫力ある姿は人々の目を奪います。捕鯨行事は鯨を追う漁師の勇ましい姿を再現しており、太鼓や掛け声が響き渡り熱気渦巻く中、男たちが力強く船を曳きます。
木製の船体に鯨の姿を模した装飾を施し、陸上を練り歩くこの鯨船は、かつて捕鯨で栄えた地域の歴史と信仰を映し出す存在です。鯨船が街を練り歩き、観衆を魅了する瞬間のその迫力と美しさは地域の誇りそのものなのです。そんな鯨船の“裏側”、日々の手入れや準備を取材し、彫刻や意匠に込められた思いや、現代のコミュニティにとっての意義を、地域の方々の言葉から紐解きます。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年11月28日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2026年12月19日(土) よる9時〜 |
伊賀市の「上野天神祭」は、国の重要無形民俗文化財の他、ユネスコ無形文化遺産にも登録される格式高い祭りで、絢爛なだんじり行列とともに登場する「鬼」も見どころのひとつです。威勢のいい掛け声と太鼓の音に包まれ、鬼が舞う瞬間はまさに伊賀の秋を象徴する光景。この「鬼」に込められた意味と役割にクローズアップします。
上野天神祭の鬼は、巨大な面と華やかな衣装で町を練り歩き、観衆を圧倒します。迫力ある姿は一見怖さを感じますが、鬼は祭りの安全を守り、邪気を払う存在として古くから信仰されてきた重要な存在なのです。その所作には五穀豊穣と町の平安を願う祈りが込められています。
鬼を形作る重要な要素「鬼の面」や衣装の制作過程を取材し、職人の技とその美意識を紹介。更に鬼と祀られる方々との関係にも焦点をあて、この土地で受け継がれてきた鬼の正体を探ります。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2026年12月26日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2027年1月16日(土) よる9時〜 |
松阪市で秋に開催される「氏郷まつり」は、戦国武将・蒲生氏郷を顕彰する祭りです。その中で人々の注目を集めるのが「甲冑」を身にまとった武者行列。甲冑武者が松阪の街を練り歩く姿は、太鼓の音と掛け声に包まれ、まるで戦国絵巻から甦ったような荘厳な景色です。使われる豪華な「甲冑」は単なる衣装にとどまらず、現代に武士の誇りを映し出します。この「甲冑」から祭りを見つめます。
氏郷まつりの甲冑は、精巧な金具と美しい漆塗り、緘糸の色彩が織りなす伝統美を備え、戦国時代の文化を現代に甦らせます。甲冑の制作過程を取材し、職人が細部にまでこだわる技を紹介。さらに、甲冑を身にまとう人々へ役を担うことへの覚悟や、行列に挑む思いなどを取材し、甲冑を通して松阪の人々に愛される「氏郷まつり」に迫ります。
各局の放送日時
| 放送局 |
放送日時 |
| 三重テレビ | 2027年1月23日(土) よる9時〜 |
| 三重テレビ 再放送 | 2027年2月20日(土) よる9時〜 |