放送内容

第1話
築城の名手 ~藤堂高虎~
近江国(現在の滋賀県)出身。津藩初代藩主。「築城の名手」とされ、徳川家康から最も信頼された武将の一人。元々は、豊臣秀吉の家臣であったが、関ヶ原の戦いで、徳川家康率いる東軍につき、その後は、今治藩(愛媛県今治市)の藩主を経て、慶長13年 (1608)、徳川家康から伊勢・伊賀両国など、合わせて約22万石の領地を与えられ、津藩の初代藩主となった。
藩主時代は、津城と伊賀上野城の城下町建設のほか、農地開発や寺社の復興に積極的に取り組むなど、現在の津市と伊賀市の礎を築いた。寛永7年(1630)に江戸の藤堂藩邸にて死去。戦国時代から江戸時代前期にかけて、武勇と知略で戦国の世を切り開いた、彼の生きざまについて紹介。
三重テレビ | 2025年4月26日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2025年5月17日(土)21:00 |
東京MX(MX1) | 2025年5月9日(金)25:35 |
KBS京都 | 2025年5月13日(火)20:00 |
チバテレ | 2025年5月17日(土)19:00 |
サンテレビ | 2025年5月18日(日)21:00 |
とちぎテレビ | 2025年5月25日(日)19:00 |

第2話
推理小説のパイオニア ~江戸川乱歩~
「怪人二十面相」などで知られる、日本の推理小説のパイオニア・江戸川乱歩を紹介。時代が変わっても読み続けられている、江戸川乱歩作品ゆかりの場所を巡り、乱歩の生涯を紐解いていく。孫から見た乱歩の素顔とは。また、生成AIを活用したキャラクターアニメーションで、江戸川乱歩が令和の世界によみがえる!
三重テレビ | 2025年5月24日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2025年6月21日(土)21:00 |
KBS京都 | 2025年6月10日(火)20:00 |
チバテレ | 2025年6月14日(土)19:00 |
テレ玉 | 2025年6月15日(日)19:00 |
サンテレビ | 2025年6月15日(日)21:00 |
とちぎテレビ | 2025年6月22日(日)20:00 |

第3話
天才的な商人 ~三井高利~
現在の松阪市出身。財閥三井家の祖。江戸時代前期の豪商で、江戸や 京都で繁盛した「越後屋」(現在の百貨店「三越」)の創業者としても知られる。 14歳で江戸に出て、兄が営む呉服店で奉公したものの、なかなか認めてもらえず、松阪に帰郷。「江戸店持京商人」の理想を持ちつつ、金融業で資金を貯め、兄の死去後に、江戸で呉服業を開業した。その後、高利は「薄利多売現銀(金) 掛値なし」「正札販売」の商法で事業を拡大。一代にして莫大な資産を築いた。元禄7年(1694)死去。画期的なやり方で、後の商業界に大きな影響を及ぼした、三井高利の成功の秘訣とは・・・。
三重テレビ | 2025年6月28日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2025年7月19日(土)21:00 |
KBS京都 | 2025年7月8日(火)20:00 |
サンテレビ | 2025年7月20日(日)13:00 |
とちぎテレビ | 2025年7月20日(日)19:00 |

第4話
Pearl King ~御木本幸吉~
現在の鳥羽市出身。真珠の養殖とそのブランド化などで富を成した実業家で、御木本真珠店の創業者。「真珠王 Pearl King」の異名で世界に知られる。明治26年(1893)7月、アコヤガイ(真珠貝)の養殖に着手し、英虞湾で養殖真珠の実験を開始。その後、箕作佳吉らの指導のもとで半円真珠の養殖に成功。明治32年(1899)、東京に御木本真珠店を開店。娘婿の西川藤吉らにより真円真珠養殖法が発明され、明治41年(1908)にはその特許を取得。日本にとどまらず、ロンドンやニューヨークなど海外にも直販店を展開し、世界各地の博覧会にミキモトパールを出品した。真珠を通して世界の人となった、御木本幸吉という人物について探っていく。
三重テレビ | 2025年7月26日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2025年8月16日(土)21:00 |
KBS京都 | 2025年8月12日(火)20:00 |
とちぎテレビ | 2025年8月24日(日)19:00 |

第5話
鬼才の探検家 ~松浦武四郎~
現在の松阪市出身。「北海道の名付け親」として知られる幕末の探検家で、アイヌの文化や蝦夷地の地理などを詳しく調査した。武四郎は、伊勢参りの旅人でにぎわっていた旧伊勢街道の前に住んでいたことで、幼少期から「旅」への思いを馳せていた。16歳から日本各地を巡歴。弘化2年(1845)、28歳で初めて蝦夷地(北海道)へ渡り、安政5年(1858)まで、6回にわたって蝦夷地を踏査した。明治2年(1869)8月15日、武四郎の提案によって、蝦夷地は「北海道」と名付けられた。武四郎が残した数多くの地誌や紀行文は、当時の幕府社会に大きな影響を与えた。武四郎は最後まで旅への熱意を持ち続け、晩年に富士山や大台ヶ原に登った。明治21年(1888)、東京で死去。アイヌ文化の調査を続け、最後まで「旅」に思いを馳せ続けた松浦武四郎の熱意に迫る。
三重テレビ | 2025年8月23日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2025年9月20日(土)21:00 |
KBS京都 | 2025年9月9日(火)20:00 |
とちぎテレビ | 2025年9月21日(日)19:00 |

第6話
奇跡の漂流民 ~大黒屋光太夫~
現在の鈴鹿市出身。船が難破したことをきっかけに、「ロシアに初めて到着した人物」として知られる。木綿商を営んでおり、天明2年(1782)12月、江戸に運ぶために白子浦から出発したものの、途中、暴風に遭い船が難破。当時ロシア領だったアリューシャン列島アムチトカ島に漂着した。その後、博物学者ラクスマンの支援で、女帝エカチェリーナ2世と面会。10年間ロシアに滞留した後、寛政4年(1792)9月、ラクスマンとともに北海道・根室に帰国した。文政11年(1828)、江戸で死去。漂流民として奇跡的にロシアに辿り着き、異文化交流の開拓者となった大黒屋光太夫の思いについて考察する。
三重テレビ | 2025年9月27日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2025年10月18日(土)21:00 |
KBS京都 | 2025年10月14日(火)20:00 |
とちぎテレビ | 2025年10月26日(日)19:00 |

第7話
戦国最強の武将 ~本多忠勝~
三河国(現在の愛知県東部)出身。桑名藩初代藩主。酒井忠次、井伊直政、榊原康政とともに徳川四天王に位置付けられ、「戦国最強の武将」として名高い。永禄3年(1560)、13歳の時に大高城(現在の名古屋市緑区)の兵糧入れで初陣。それ以降、姉川の戦いや長篠の戦いなど、家康一代の間の主要な戦いで抜群の戦功を挙げた。慶長5年(1600)10月21日の関ヶ原の戦い後、桑名藩の初代藩主となった。桑名城の築城をはじめ、「慶長の町割り」と呼ばれる都市計画事業や、城下町と東海道宿場の整備などを行った。慶長15年(1610)、桑名にて死去。初陣以来、多数の戦を経験しながら、身に傷跡をとどめなかったと伝えられている、忠勝の強さの秘密について迫る。
三重テレビ | 2025年10月25日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2025年11月15日(土)21:00 |
KBS京都 | 2025年11月11日(火)20:00 |
とちぎテレビ | 2025年11月30日(日)19:00 |

第8話
昭和の光悦 ~川喜田半泥子~
現在の津市出身(生まれは現・大阪市東区)の実業家、陶芸家。「東の魯山人、西の半泥子」「昭和の光悦」などと称される。伊勢の豪商・川喜田家の第16代にあたり、百五銀行の頭取や三重合同電気の社長など、実業家として活躍する一方で、書画や俳句、茶道などをたしなむ文人生活に入り、大正元年(1912)、楽窯を津市内の自邸に築いた。現代の代表的な数寄陶工として、特に「茶碗」の制作に優れた力量を発揮した。昭和38年(1963)死去。実業家と陶芸家、二足の草鞋で活躍した川喜田半泥子の生涯を振り返る。
三重テレビ | 2025年11月22日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2025年12月20日(土)21:00 |
KBS京都 | 2025年12月9日(火)20:00 |
とちぎテレビ | 2025年12月21日(日)19:00 |

第9話
日本映画の巨匠 ~小津安二郎~
現在の松阪市出身(生まれは現・東京都江東区)。日本映画を代表する映画監督で、黒澤明や溝口健二と並んで国際的に高く評価されている。原節子主演の『晩春』『麦秋』『東京物語』は「紀子三部作」として高い評価を受け、特に『東京物語』は、2012年、世界の映画監督の投票による「世界映画史上のベストテン」で第1位となった。昭和34年(1959)には、志摩半島を舞台にした『浮草』を発表。旅回り一座の人々が味わう人生の哀歓を描いた。昭和38年(1963)12月12日、東京で死去。不朽の名作を世に出し続けた巨匠・小津安二郎の熱意と思いについて迫る。
三重テレビ | 2025年12月27日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2026年1月17日(土)21:00 |
KBS京都 | 2026年1月13日(火)20:00 |
とちぎテレビ | 2026年1月25日(日)19:00 |

第10話
不滅の大投手 ~沢村栄治~
現在の伊勢市出身。プロ野球草創期に、東京巨人軍(現読売ジャイアンツ)のエースとして活躍。「不滅の大投手」と称される。全日本チームに17歳で参加。静岡県草薙球場で開催された全米オールスターチームとの対戦では、ベーブ・ルースやルー・ゲーリッグらを中心とする最強チームを、奪三振9・被安打5・失点1に抑える活躍をみせた。その後、現読売ジャイアンツに入団し、昭和12年(1937)には24勝4敗、防御率0.81で最多勝・防御率1位となり、プロ野球初の最高殊勲選手(MVP)に選ばれた。当時は戦時中で、軍隊に3度召集され、3度目の召集の昭和19年(1944)に東シナ海で戦死した。「背番号14」は巨人軍の永久欠番。今もなお語り継がれる、悲劇かつ伝説の大投手・沢村栄治の生きざまに迫る。
三重テレビ | 2026年1月24日(土)21:00 |
三重テレビ 再放送 | 2026年2月21日(土)21:00 |
KBS京都 | 2026年2月10日(火)20:00 |
とちぎテレビ | 2026年2月22日(日)19:00 |
出演

【ナビゲーター】
藤岡 弘、

【ナレーション】
山崎 怜奈
メインテーマ・エンディング曲
