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●第六話 『僧形八幡神像とは何か 〜造形と建築〜』
      9月26日(土)21:00〜21:55放送 / 10月3日(土)21:00〜21:55再放送

 古く、神様は自然万物に宿るものとされ、山、滝、巨大な岩や巨木などが祈りの対象とされ、見えざるものとされていました。
 それが、奈良時代に入ると、仏像の影響を受けて、神様の像「神像」が出現し、形あるものとして、神様も祈られるようになります。

 その神像の中で、今回注目するのは「僧形八幡神像」。
 僧形八幡神像は、その名の通り、僧侶の姿形をもって表された八幡神の像で、平安時代の神仏習合の影響により、仏像にならって作られた神像の代表的なものとされます。

 伊奈冨神社(三重県鈴鹿市)や東大寺境内に安置される「僧形八幡神像」の存在を通して、僧侶の姿をした「神様の像」が物語ること、そして、神仏習合のあり方に迫ります。
 また、八幡神社の総本宮「宇佐神宮」のある大分県宇佐市で、日本で最もよく知られる八幡信仰の始まりについても考えます。
 

[出演]
東儀 秀樹(雅楽師)
橋村 公英(華厳宗宗務長 東大寺執事長)
吉田 実生(伊奈冨神社 禰宜)
山本 宗龍(宇佐神宮 権禰宜)
村上 博秋(大分県立歴史博物館 学芸調査課)
木村 謙次郎(奈狩江地区住民自治協議会 会長)
[ナレーション]
古舘伊知郎(フリーアナウンサー)