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伊勢型紙の文様を使ったユニフォームを寄贈
2024/04/19 18:43
鈴鹿市の伝統工芸品伊勢型紙の組合に、19日社会人サッカーチームFC.ISE−SHIMAから伊勢型紙の文様を使ったユニフォームが贈られました。中南勢地域を拠点にJリーグ昇格を目指しているFC.ISE−SHIMAでは以前からユニフォームに伊勢型紙の文様を使用していて、今シーズンは伊勢形紙協同組合の全面協力を受けて制作されました。贈呈式ではFC.ISE−SHIMAの小倉理事長から伊勢形紙協同組合の小林理事長にユニフォームが手渡されました。小倉理事長の父故・小倉信之さんは、伊勢型紙の伝統工芸士として活躍し、ユニフォームの身頃部分には父・信之さんが彫った伊勢型紙が使われています。また、袖の部分には「三重県の花」花菖蒲の文様やパンツの側面には、サポーター番号の12番を表現した「南部縞」を採用しています。文様は近くで見ないと判別できないものの、江戸の粋や見えない美といった魅力が満載のユニフォームとなっています。FC.ISE−SHIMAの小倉隆史理事長は「小さい頃から父がずっと彫っていた型紙が、FC.ISE−SHIMAのユニフォームの柄にしてもらえることは、率直に嬉しいです」と話しました。