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IT分野への参入期待 2028年度から情報工学コースに女子枠 三重大学

 将来的なIT分野での人材不足が課題となる中、三重県津市の三重大学は、2028年度から工学部の情報工学コースに、女子枠を導入すると発表しました。

 自動車産業や半導体産業など情報工学を中核とするIT分野では2030年までに約80万人の人材が不足するとされていて、特に日本における女性研究者は、欧米の先進国と比べて少ないのが現状です。

 女性のIT分野への参入が期待される中、三重大学では2028年春に入学する選抜試験から、現状、女性の割合が10%程度にとどまっている工学部の情報工学コースの募集定員95人のうち5人を、学校推薦型の女子枠にすると発表しました。

 三重大学では、今年度電子情報工学コースで初めての女子枠を導入し、工学部全体の女性の割合が、前の年度に比べて1.6倍に増加したということです。

 情報工学コースの女子枠入試は学校推薦が必要で、試験は再来年11月に実施され、共通テストは課されないということです。

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