不登校の児童・生徒の数が過去最多に
三重県内の公立学校における、昨年度のいじめの認知件数は、前の年度より減少したものの、不登校の児童・生徒の数は過去最多となったことが、三重県教育委員会の調べで分かりました。
調査は、三重県教育委員会が県内すべての公立の小・中学校・高校、特別支援学校を対象に行いました。
調査結果によりますと、昨年度の県内のいじめの認知件数は、前の年度から805件減って6026件となり、この内、不登校などにつながった「重大事態」は過去最多の20件発生しています。


また、小中学校における不登校の児童・生徒の数は、前の年度から191人増えて4759人。そして、高校における不登校の生徒の数は87人増えて1110人と、いずれも過去最多でした。

三重県教育委員会の福永教育長は、不登校の児童生徒数が過去最多となったことについて、重く受け止めているとして「子どもたちにとって、学校が安心して学べる場所となるよう、心のSOSを見逃さず、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなども含めたチーム学校で支援していく」としています。