NEWS県内ニュース/詳細

優雅に舞う「旅するチョウ」

 海を越えて長距離を移動することから「旅するチョウ」と呼ばれるアサギマダラが、三重県御浜町に数多く飛来しています。

 御浜町上野のフジバカマ畑には、薄い青緑や黒のまだら模様の羽が美しいアサギマダラが飛来し、優雅に舞飛ぶ姿が楽しめます。

 この畑は、町の農産物販売施設「さぎりの里」から約400メートルほど離れた国道311号沿いにあり、町民でつくる有志の会が休耕田を借り受け、フジバカマを植えてから今年で5年目。毎年、アサギマダラが蜜を求めて10月上旬ごろにやってくるということです。

 今年は酷暑の影響で、飛び始めが10月中旬からと例年より遅れましたが、チョウの数は徐々に増え、11月上旬まで乱舞を楽しめる見込みだそうです。

 有志の会の廣野栄松さんは「優雅に飛ぶチョウにいやされてほしい」と話していました。

 (取材:中日新聞・熊野通信局)

県内ニュース一覧に戻る

ページトップへ