大規模災害に対応 三重県内の各消防本部の連携を強める広域推進計画を改訂
消防の広域化など、三重県内の消防本部の連携・協力を推進する県の「消防広域化推進計画」の改訂について、三重県は12日に、消防本部対象の研修会を新たに実施することなどを盛り込んだ最終案を県議会に示しました。
三重県議会の常任委員会で示されたものです。
「三重県消防広域推進計画」は、大規模災害の激甚化などに対応するため、2008年に策定され、これまでも必要に応じて改訂が行われています。
段階的な広域化を進めるため、現在、改訂に向けた検討が行われていて、今回示された最終案では、県の支援措置として県内の消防本部を対象にした研修会を実施し、広域化の気運醸成を図るとともに、国の「消防広域化推進アドバイザー制度」の活用が盛り込まれました。
また、消防通信指令システムの更新が近く消防本部で集中するため、財政措置などの情報提供や関係市町の調整に県が取り組むことも明記されました。
三重県は推進計画を3月末に改訂し、県内の市町や消防本部に周知するとともに県のHPにも掲載することにしています。