地元企業で就職希望の学生「募集状況わかりにくい」 皇學館大生などがセミナー企画し経営者参加

人材の獲得に悩む企業に地元で就職を望む学生らの考えを伝えて採用につなげてもらおうと、学生らの企画によるWEB活用セミナーが10日に三重県伊勢市で開かれました。
民間企業のDX推進などを行うコンサルティング会社「フォーバル」の支援のもと、伊勢市にある皇學館大学現代日本社会学部の新田ゼミに所属する学生が中心に企画したもので、市内の企業経営者など約70人が参加しました。
皇學館大学の学生を対象にした就職活動動向についてのアンケート結果が発表され、回答者の約7割が県内での就職を希望する一方で、「地元企業のホームページにアクセスしにくい」「募集状況などの情報がわかりにくい」といった様々な課題が示されました。
WEBコンサルタントらによる講演では、社風や職場環境など、求職者目線で会社の魅力をいかに整理して発信できるかなど、採用活動におけるポイントが伝えられ、参加した経営者らは静かに耳を傾けていました。