「走る蓄電池として災害時にも」 自動車販売会社が電気自動車を寄贈 三重・東員町
温室効果ガスの排出量の実質ゼロを目指し、「ゼロカーボンシティ宣言」をしている三重県東員町に9日、日産プリンス三重販売から電気自動車が贈られました。
ゼロカーボンシティは環境省が推奨する取り組みで、2050年までに温室効果ガスの排出量の実質ゼロを目標とし、東員町は2022年9月に宣言し、地域全体で環境に優しいまちづくりを進めています。
今回、宣言に賛同した日産プリンス三重販売が、企業版ふるさと納税の制度を活用して日産リーフを贈ることになり、贈呈式が行われました。
菅野亜紀子社長は「排出ガスゼロで走るだけではなく、走る蓄電池として災害時にも役立てることができ、東員町の環境に優しいまちづくりにふさわしい車」とあいさつしました。
菅野社長から東員町の水谷町長に鍵のレプリカが贈られ、水谷町長は「日産リーフを活用しながら取り組みにまい進していきたい」と感謝の言葉を述べました。
贈られた電気自動車は公用車として活用されるほか、災害時の電源としても役立てられるということです。