涅槃図に描くことを許されなかった猫 16畳ほどの大涅槃図描写の由来 かんべの寝釈迦まつり
伊勢路に春を呼ぶ「かんべの寝釈迦まつり」が、8日から三重県鈴鹿市の龍光寺で始まりました。
毎年、お釈迦さまの命日に合わせて開かれているもので、龍光寺の周辺には約170の露店が並び、県内外から訪れた多くの人でにぎわいました。
本堂では室町時代の画僧・明兆が描いたとされる日本三幅の一つ、大涅槃図が公開されました。
畳16畳ほどの大涅槃図には、当時、魔物とされ、涅槃図に描くことを許されていなかった猫が描かれています。
衣斐玄譲住職が、猫が描かれた経緯や涅槃図の由来を語ると、訪れた人たちはが熱心に聞き入っていました。
龍光寺の寝釈迦まつりは、きょう10日まで行われています。