早咲きが次々と開花 ふるさとをピンクに染める河津桜と寒緋桜
三重県尾鷲市の尾鷲神社などでは、早咲きの桜が開花し、参拝者らが一足早く春の雰囲気を楽しんでいます。
尾鷲神社では、河津桜が五分咲きとなり境内を彩っています。
神社によりますと、境内の河津桜は江戸時代から伝わる大漁と豊作を願う祭り「ヤーヤ祭り」の時期に咲き始めますが、今年は3週間ほど遅れて開花したということです。
一方、港の近くでは鮮やかなピンク色に染まった寒緋桜を楽しむことができます。
近隣住民によりますと、寒緋桜も例年より咲くのが遅く、ちょうど今が見頃となり、枝いっぱいに花を付けた寒緋桜を写真に収めることができます。
ほかにも早咲きの桜が楽しめる場所として人気となっているのが、中部電力尾鷲三田工事所の敷地内にある公園に植えられた寒緋桜です。
淡いピンク色の寒緋桜は樹齢60年ほどで、最近剪定が行われたことから以前と比較すると木が小さくなってしまいましたが、訪れる人たちに一足早い春の訪れを告げています。
例年、1月中旬に花を咲かせ始めますが、今年は寒い日が続いたことから2月に入って咲き始めたということです。
尾鷲市内の早咲きの桜はつぼみもあるため、3月中旬まで楽しめそうだということです。