南海トラフ地震発生なら応急仮設住宅900戸必要 大規模災害発生に備え建設手順確認
南海トラフ地震など大規模災害の発生に備え、三重県志摩市で4日、応急仮設住宅の建設手順などを確認する訓練が行われました。
応急仮設住宅は、災害で住宅に被害を受けた被災者が一時的に生活する場所で、訓練には県や市町の職員らが参加しました。
訓練では、去年発生した能登半島地震を例に、建設スケジュールや連絡体制など、応急仮設住宅を建設する際の流れを確認した後、参加者は志摩市内にある建設候補地を訪れ建設資材の搬入経路に支障がないかなどをチェックしていました。
志摩市建設部の城山恭平さんは「応急仮設を建てる際、気を付けなければならない斜面など改めて発見できた。スムーズに建設できるように準備していきたい」と話していました。
三重県の想定では、過去最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合、志摩市では約900戸の応急仮設住宅が必要になるということです。