「初めてで難しいがきれいな音が出せた」小学生たちが琴と大正琴に挑戦
子どもたちに日本の伝統的な音楽に親しむ機会を持ってもらおうと10日、三重県の東員町立稲部小学校で和楽器の体験教室が行われました。
小学校4年生と6年生の音楽の授業で、日本古来の楽器に親しむカリキュラムがあることから、稲部小学校では去年から琴と大正琴の体験学習を行っています。
桑員地区で活動する琴や大正琴の指導者たちに教わりながら児童たちは両方の楽器を体験。
琴の譜面は縦書きで、「〇印」は休みの記号など、西洋音楽の譜面とは異なる記述について学んだあと、児童たちは「きらきら星」や「かえるの合唱」などの合奏を楽しんでいました。
また、左手でタイプライターのようにキーを抑え、右手に持ったピックで音を出す大正琴にも挑戦し、普段触れる機会の少ない和楽器に興味を惹かれたようでした。
児童たちは「初めてで難しくて、楽譜も見にくかったけど、思ったよりきれいな音が出せてよかった」「日本の伝統楽器だからすごくセンスがある」などと話していました。