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津波想定される認定こども園 向かいの会社が避難サポート 社員駆け付け園児100人と訓練

 大地震による津波が発生した際、浸水が想定される三重県鈴鹿市の認定こども園で27日、津波の避難訓練が行われ、園の向かいにある会社の従業員が園児をサポートしました。

 海岸からほど近いほうりん認定こども園は、南海トラフ地震が発生した際には1メートルから2メートルの津波が想定されていることから、向かいにある杉野工業と地震発生時に子どもたちの避難を支援する協定を結び、定期的に訓練を行っています。

 27日は震度5以上の地震が発生したと想定して訓練が行われ、0歳児から6歳児までの約100人が参加し、支援を求められた杉野工業の社員9人も駆けつけました。

 社員らは遊具を片づけるなどして避難路を確保し、子どもたちと共に園内にある3階建ての津波避難タワーへ避難しました。

 子どもたちは保育士や杉野工業社員らの手助けを受けながら、一列に並んで階段を上り、地震発生から約15分で避難を完了させていました。

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