水面に映る華やかなモミジ 紅葉に包まれる枯山水
三重県津市を代表する紅葉の名所、北畠氏館跡庭園では野趣あふれる枯山水に色付いた葉が華やかな彩りを添えています。
北畠神社の境内にある北畠氏館跡庭園は、南北朝から戦国時代にかけて中勢地域などを治めていた北畠氏の館につくられた庭園です。
当時の名残をそのままにとどめる庭園として、国の名勝に指定されています。
今年は例年に比べ10日から2週間ほど色付きが遅れましたが、庭園の中心に配された池の水面には赤や黄色に色付いたモミジが映り込み、武家書院庭園との競演が楽しめます。
訪れた人たちは「庭へ入った瞬間、感動した」「とてもきれい」「びっくりした。こんなにきれいな所が近くにあるなんて」と笑顔を見せていました。
北畠神社の公式のインスタグラムでは紅葉の状況を随時配信していて、見頃は今週末だということですが、これから色付きが進む木もあることからしばらくは楽しめそうです。