優秀賞一席には3000万超の高値 毛並みや肉付き審査の松阪肉牛共進会
今年の松阪牛ナンバーワンを決める松阪肉牛共進会が24日、三重県松阪市で開かれ、優秀賞一席の牛には3032万円の値がつきました。
共進会に出品されるのは、松阪市を中心とした特定の生産地域で900日以上をかけて育てられた兵庫県産の雌牛で、今年は各地の予選を勝ち抜いた50頭が出品されました。
毛並みや肉付きのバランスなどが審査され、結果最高賞にあたる優秀賞一席には、明和町の中尾教昭さんが育てた「ともみ」7号が選ばれました。
競り市で「ともみ」7号は、津市の精肉店「朝日屋」が3032万円の高値で落札しました。朝日屋の香田佳永社長は「今年は暑かったから生育に苦労したと思うが良い牛がそろっている。今年も名牛まつりで販売する」と話していました。
会場となった松阪農業公園ベルファームでは松阪牛まつりが行われ、農産物や特産品の販売ブースには多くの人たちが訪れ、松阪の味を楽しんでいました。