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ビキニ環礁被ばく「第五福竜丸」資材は伊勢市のもの 原水爆実態伝える資料から平和を考える

 今年のノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会が、ニューヨークの国連本部で2022年に展示したパネルを紹介する企画展が、22日から24日、三重県総合博物館MieMu(ミエム)で開かれました。

 三重県生活協同組合連合会が、設立50周年を記念して県内で初めて開いた催しで、会場にはNPT=核不拡散条約の再検討会議が開かれた国連本部で、日本被団協が展示した原水爆の実態を伝える資料49点が並べられました。

 広島と長崎の原爆投下から数十万人が生き延びたものの、放射線による痛ましい被害の現状を撮影した資料も展示されました。

 また、パネル展示に合わせて、ビキニ環礁でアメリカの水爆実験で被爆したマグロ漁船「第五福竜丸」に関する紙芝居の読み聞かせなども行われ、船の資材が伊勢市のものであったことから、伊勢弁を使って披露されました。

 関係者は「核兵器廃絶という思いで動いている。被爆者の気持ちに共感し、核兵器をなくそうと活動する人たちを支援してもらえれば」と話していました。

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