東京五輪とパラリンピックで女子柔道の監督務めた増地克之さん 母校の三重県立桑名高校で講演
東京オリンピックとパリオリンピックで日本代表の監督として女子柔道チームを率いた三重県津市出身の増地克之さんが23日、桑名市で凱旋講演会を行いました。
増地さんは桑名高校を卒業後、1994年の広島アジア大会をはじめ、無差別級のアジア王者に2度輝くなど活躍。
2016年からは全日本女子柔道の監督として、東京・パリのオリンピック2大会で多くのメダル獲得に貢献しました。
講演会は桑名高校の同窓会が企画したもので、増地さんはオリンピックでの経験を通じて感じたチームマネジメントをテーマに講演しました。
増地さんは、チームマネジメントには目標設定やメンバー間の信頼関係、それにコミュニケーションの3つが重要と話し、チームとしての方針をしっかりと掲げることで一丸となって取り組めると呼びかけました。
また、ナショナルチームの目標は勝利だが勝てばいいというのではなく、日の丸を背負う責任を持つことが重要で、競技力だけでなく人間力を高めることが必要と説明しました。