日没時間早まると交通事故も増加 「速度落とし車間距離も長く」 高速利用者に安全運転呼びかけ
9月21日から始まった秋の全国交通安全運動の最終日となった30日、新名神高速道路の三重県鈴鹿パーキングエリアで、高速道路交通警察隊らが交通安全をよびかけました。
啓発活動には、高速道路交通警察隊やネクスコ中日本桑名保全サービスセンターの職員ら約60人が参加し、鈴鹿パーキングエリアの利用客に安全運転を呼びかける啓発グッズを配布しました。
また、パトカーや白バイの乗車体験のほか、発煙筒の点火体験や高速道路に実際にあった落下物を見ることができるコーナーが設けられるなど、道路での事故やその被害を防ぐための様々な催しが行われました。
交通警察隊によりますと、三重県内の高速道路などで今年に入ってから8月末までに起きた事故のうち、落下物に乗り上げたことによる事故が約14%だということです。
鈴鹿パーキングエリアからはパトカー5台と白バイ2台が出発し、高速道路の警備を行いました。
三重県警高速道路交通警備隊の伊藤勝彦隊長は「今後、日没時間が急激に早くなって交通事故の増加が予想される。高速道路を走る時は速度を落とし、前との車間距離も長くとって安全運転に努めていただきたい」と呼びかけました。