「命を救う最後の砦」松阪中央総合病院 三重県内5カ所目の救命救急センターとして運用開始
三重県松阪市にある松阪中央総合病院が、24時間体制で重篤な患者を受け入れる救命救急センターに指定されることになり、9月30日に開所を祝う式典が開かれました。
開所記念式典には、三重県や松阪市の職員のほか病院関係者など約50人が出席しました。
救命救急センターの開所を記念して、三重県厚生連の谷口俊二会長が「病院と厚生連が一体となって、患者の救命にあたりたい」とあいさつしました。
救急患者を受け入れる救命救急センターは、急性心筋梗塞や脳卒中、重度の外傷など複数の診療科にわたる重篤な患者を24時間体制で受け入れる施設で、県内では5カ所目の指定となります。
30日は、医師や看護師が救急現場に直接駆けつけ、医療行為をする救急車両「ドクターカー」を使った訓練も行われました。
松阪市中央総合病院の田端正己院長は「少しでも救命率を上げるということが大事。この地域の命を救う最後の砦(とりで)という存在になりたい」と抱負を語りました。
救命救急センターは、きょう1日から運用が始まりました。