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JR関西本線の名古屋から伊賀上野間 直通列車の実証運行へ 20年後には乗車人数65%減との調査

 JR関西本線の利用促進に向けて話し合う会議が9月30日に三重県庁で開かれ、来年2月頃に名古屋から伊賀上野間の直通列車の実証運行を進める方向性を確認しました。

 JR西日本は一昨年、2019年度の1キロあたりの1日平均利用者数が2000人未満だった17路線・30区間を公表し、県内では名古屋と大阪を結ぶ関西本線の一部区間、亀山と京都府の加茂間が赤字路線として示されました。

 これを受け、三重県は沿線の亀山市と伊賀市、JR西日本とともに関西本線の利用促進に向けた取り組みについて検討を進めています。

 会議では、三重県が行った関西本線の潜在需要調査をもとに、このまま何も対策を行わないと2019年と比べ、約20年後には乗車人数が65%減少することが示されました。

 活性化策として、JR東海の協力を得て、来年2月頃に2日程度の予定で名古屋から伊賀上野間の直通列車を実証運行する方向性を確認しました。

 一見勝之知事は「通勤通学の人というよりは、観光客に来ていただけるのではないかと期待している」と期待を込めました。

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