「コツを教えてもらった」元プロ選手による少年野球教室
憧れの元プロ野球選手と子どもたちが交流しました。プロ野球・日本ハムのOBがコーチを務める少年野球教室が29日、三重県伊勢市で開かれました。
この野球教室は、伊勢市に本社を置くスーパーマーケットの「ぎゅーとら」と、ニッポンハムグループが地域貢献活動の一環として毎年開いているものです。
「ぎゅーとら」の清水秀隆代表取締役社長は、大リーグで活躍中の大谷翔平選手がかつては日本ハムファイターズに在籍していたことに触れ、「野球ができる1日1日を大切にしながら、立派な選手に成長して欲しい」と呼びかけました。
伊勢市のスポーツ少年団に所属する子どもたちなど約90人が参加し、日本ハムOBで四日市市出身の谷口雄也さんと、菰野高校出身の市川卓さんが守備やバッティングなど野球の基本を指導しました。
子どもたちは素早い走塁につなげるための練習方法を学んだほか、ボールの正しい握り方や投げる時の足の使い方などの説明を受け、さっそく実践しながら元気よくキャッチボールをしていました。
参加した子どもたちは「ボールを取ってから早く投げるというのが印象に残った」「ピッチャーのコツを教えてもらった。大谷選手のようになりたい」などと話していました。
また、日本ハムOBの谷口選手は「打って楽しい、取って楽しい、投げて楽しい。ひとつひとつの成功体験が積み重なっていくと、さらに上を目指せる。プレーに対しての楽しさ、野球の楽しさを子どもたちなりに理解してもらえたら」と期待を込めていました。