試合が動いたのは4回表 先制した海星が1点守り抜く 菰野打線を抑え優勝 東海大会へ
来年春のセンバツ甲子園につながる秋の高校野球三重県大会。29日に松阪市のドリームオーシャンスタジアムで決勝と3位決定戦が行われました。
決勝は夏の甲子園に出場した菰野高校と、秋の県大会8年ぶりの優勝を目指す海星高校との対戦となりました。
試合が動いたのは4回表、海星の攻撃。この回の先頭バッター3番川﨑が左中間を破るツーベースヒットを放つと、4番水谷の送りバンドで1アウト3塁のチャンス。5番森田がライトへの犠牲フライを放って海星が1点を先制します。
その裏、菰野は2番中川がライトの頭上を超える3ベースヒットを放ってノーアウト3塁のチャンスを作りますが、あとが続かず得点することができません。
菰野はこのあとも得点圏にランナーを進めますが、海星の先発1年生サウスポーの加藤を打ち崩すことができず、結局、海星が菰野打線をヒット3本に抑え込み、1対0で秋の県大会8年ぶり14回目の優勝を決めました。
また、決勝に先立って行われた3位決定戦は、今年春のセンバツに出場した宇治山田商業と津田学園の対戦となりました。
4回表、1アウト満塁のチャンスを作った宇治山田商業は連続でスクイズを決め2点を先制。8回にも1点を追加し3対0で津田学園に勝利しました。
海星と菰野、それに宇治山田商業の3校は、10月19日から静岡県で行われる東海大会に出場します。