猛暑・台風の影響もなく育つ 伊勢神宮にそなえる米の初穂を収穫
伊勢神宮の神事でそなえる米の初穂を収穫する抜穂祭(ぬいぼさい)が3日、三重県伊勢市で行われました。
抜穂祭は、平安時代の「皇太神宮儀式帳」に記された伝統的な神事で、10月に行われる神嘗祭などに奉納するための初穂が収穫されます。
3日は神職が祝詞を読み上げた後、鎌を持った白装束姿の作丁(さくてい)が、神田の稲を刈り取りひとつずつ丁寧に稲穂を束ねていました。
今年は猛暑や台風の影響もほとんどなく、うるち米やもち米が順調に育っているということです。
収穫された初穂は、内宮の御稲御倉(みしねのみくら)と外宮の忌火屋殿(いみびやでん)に納められます。