靴や家具など 全国の刑務所で作られた製品を展示・販売 「矯正展」
全国各地の刑務所で受刑者が作った製品を展示・販売する「矯正展」が25日、三重県津市にある三重刑務所で開かれました。
「三重矯正展」は、受刑者が行う刑務作業や再犯防止のための取り組みを多くの人たちに広めようと毎年、この時期に開かれているもので、会場には全国から集まった靴やバッグ、家具などのほか、受刑者が作った「神輿」など、珍しい製品も展示・販売されています。

三重刑務所で作られた製品も販売されていて、今年度の新製品である尾鷲ヒノキの寿司皿のほか、ガスボンベを加工して造られたバーベキューセットなども格安で販売されています。

また、刑務官になりきって写真撮影できるコーナーや、木の板にプリントされた絵を色鉛筆で塗る刑務作業体験コーナーなどが設けられ、訪れた子どもたちが楽しんでいました。
三重刑務所 製品係の吉田建さんは「受刑者が時間をかけて、丁寧に作った製品をみなさんに一つでも多く手に取ってもらい、その良さを知ってもらいたい。また、その収益の一部が被害者支援団体に寄付されるという社会貢献作業という意味でも幅広く知ってもらいたい」と話しました。