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避難生活のストレスなどが原因「災害関連死」防止へ 「地域の力を高めて他者を支える力を」

 避難生活のストレスなどが原因で亡くなる「災害関連死」を防ごうと、避難所で健康に生活するための方法を教える特別講座が23日、三重県鈴鹿市にある鈴鹿医療科学大学で開かれました。

 南海トラフ地震などの災害に備えようと鈴鹿市が開いたもので、理学療法士として活躍し、被災地での支援活動の経験もある鈴鹿医療科学大学の齋藤恒一さんが講師を務めました。

 齋藤さんは能登半島地震での活動を振り返りながら、避難所生活の厳しさがもたらす健康への影響について紹介しました。

 能登半島地震では「災害関連死」で100人以上が亡くなり、避難している人の多くが単身の高齢者で、長引く避難生活で疲労やストレスがたまっていることから、被災した人たちの心のケアが大きな課題となっています。

 齋藤さんは、日頃からの健康管理のほか、地域での人間関係の重要性について指摘し、「地域の力を高めて、他者を支える力を蓄えておけば被災時に対応できるはず」と話していました。

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