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米の価格高騰受け経営に危機感 酒造組合が県に支援を要望

日本酒の原料となる酒米の価格が高騰していることを受け、三重県内の酒蔵で作る組合が30日、酒蔵への経営支援などを求める要望書を一見勝之知事に手渡しました。

 日本酒造りに適した米は手間暇をかけて育てられるため、酒米の価格は一般の米に比べて一俵当たりの価格が高いということです。

 今後も価格の高騰が続くと原料の調達ができず、製造の縮小や廃業を余儀なくされる恐れがあるということです。

 30日、県内の酒蔵で作る三重県酒造組合のメンバーが三重県庁を訪れ、酒造りへの補助や経営支援などを求める要望書を一見知事に手渡しました。

 一見知事は「今後、状況に応じて国に支援を求めていきたい」と話していました。

 三重県酒造組合の清水慎一郎会長は「日本酒製造業の中における原価に占める米代は4割から5割くらいになっていて、価格転嫁がすぐにはできない。造って売るサイクルを年という単位でやっている中で経営自体が成り立たなくなる。そういう危機感をもってる。」と話しました。

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