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猛暑の米づくり課題を議論 三重県知事と新潟県知事が懇談会

 三重県の一見勝之知事と新潟県の花角英世知事がそれぞれの県が抱える課題などについて意見を交わす懇談会が28日、三重県いなべ市で開かれ、猛暑における米づくりなどに2つの県が連携して取り組みを進めていくことを確認しました。

 三重県内の米の主力品種であるコシヒカリは暑さに弱く、近年の猛暑の影響で品質の低下が問題となっていて、去年県内で収穫されたコシヒカリの一等米比率は19%で、4年前の半分以下となっています。
 
 28日、三重県の一見知事と米どころとして知られる新潟県の花角知事との懇談会が開かれ、一見知事は「共通の課題認識を持っている部分について議論させていただきたい」と挨拶しました。

 その後、防災や農業に関する取り組みなどについて意見交換が行われ、今後、三重県と新潟県で農業試験場の交流を進め、暑さに強い米の品種開発などに向けて2つの県が連携して取り組みを進めていくことを確認しました。

 一見知事は「新潟県では高温耐性のあるコシヒカリもやがてできるということなので、三重県も農業については以前からかなり力を入れているが、情報交換をさせてもらってそういった技術について三重県の農業にいかしていきたい」と話しました。

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