映画「砂の器」クライマックスで演奏された「宿命」 三重大名誉教授らが披露 彼岸花映画祭
名作映画を紹介する「彼岸花映画祭」が28日、津市の三重大学で開かれ、多くの映画ファンが訪れました。
三重県内で青春時代を過ごした映画監督の小津安二郎をしのび、その功績をたたえようと毎年開かれているもので、映画をイメージしたコンサートが開かれました。
「彼岸花映画祭」ではこれまで小津作品を多く上映してきましたが、今年は地域文化の振興を図ろうと1974年の名作「砂の器」が上映され、クライマックスに演奏された「宿命」が舞台で披露されました。
会場を埋めた映画ファンらは、三重大学名誉教授でピアニストの兼重直文さんと、三重大学出身でビオラ奏者の吉鶴洋一さんの2人が奏でる映画の世界に酔いしれていました。