小学生の児童数が42年連続で減少 調査開始から過去最少
県内の幼稚園から高校に通う児童・生徒の数などを調査する、今年度の学校基本調査の結果が公表され、小学校に通う児童の数は第二次ベビーブーム以降、42年連続して減少を続け、過去最少となりました。
学校基本調査は児童・生徒の数や学校数などを把握するために、文部科学省が1948年から幼稚園、小・中・高校などを対象に毎年実施しています。
今年の調査の結果、小学校に通う児童の数は昨年度より2535人減少して、8万3965人で42年連続で減少となり、調査を開始した1948年以降で最少となりました。
また、幼稚園児は昨年度より1074人減少して9075人となり、12年連続で減少している一方で、幼保連携型認定こども園は昨年度より1591人増加し10年連続して増加しています。
共働き世帯の増加で幼稚園と比べて、長時間預けられることなどが増加した要因だということです。
今回の調査結果を受けて三重県は「出生数の影響で児童・生徒の数は今後も減少が続くと見られるが、市町と連携し子育てしやすい環境などを支援していきたい」としています。