NEWS県内ニュース/詳細

三重県立美術館を代表する屋外作品の修復へ ジャコモ・マンズーや多田美波の彫刻 CFで支援呼びかけ

 屋外に設置されている作品の修復費用を集めるクラウドファンディングが、津市にある三重県立美術館で行われています。

 三重県立美術館ではコレクションを展示するほか保存や修復も行っていて、今回は美術館の顔ともいえる約10点の屋外彫刻のうち、2点をクラウドファンディングで集めた費用を使って初めて保全することになりました。

 20世紀イタリアを代表する彫刻家ジャコモ・マンズーが手掛けた作品は、三重県立美術館が初めて収蔵した彫刻で、専用の薬剤を使ってシミを薄くする作業などが行われる予定です。

 また、多田美波による作品は周囲の風景や鑑賞者自身の姿を映し出す人気のオブジェで、専用の洗剤で洗ったりワックスをかけたりする作業などが行われる予定です。

 道田美貴副館長は「これからもコレクションを楽しんでもらえるよう保全に務めていく。支援をお願いします」と呼びかけています。

 芸術作品を未来に残すため、費用に使用するクラウドファンディングは12月3日まで行われています。

県内ニュース一覧に戻る

ページトップへ