三重の有効求人倍率1.16倍 前月と同じ水準も新規求人数は2カ月ぶりの減少
今年8月の三重県内の有効求人倍率は1.16倍で、前の月と同じ水準でした。
三重労働局によりますと、県内の有効求人倍率(季節調整値)は1.16倍で、全国の平均倍率1.23倍を0.07ポイント下回りました。
また、8月の新規求人数(原数値)は9180人で、前の年の同じ月より1065人減少し、2カ月ぶりの減少となりました。
7月は前の年の同じ月と比べて求人数が増加した産業が多く見られましたが、8月は一転し、主要産業の多くで求人数が減少しました。
三重労働局では求人が大幅に減っている運輸業・郵便業では燃料費や車両の整備費、維持費の高騰や賃上げによる人件費の増加により雇用に余裕がない事業者が多いとみています。
県内の雇用情勢について、三重労働局は「求人が求職を上回って推移しているものの、求人の動きには足踏みが見られ改善の動きに弱さがみられる」としています。