キャンセル相次ぎ売上が3分の1以下に 台風10号の観光地への影響
台風10号は三重県内の観光業にも大きな打撃を与えました。
鳥羽市にある鳥羽ビューホテル花真珠。こちらは部屋から鳥羽湾が一望できる、創業40年以上の老舗ホテルです。
夏休みシーズン最後の土日に直撃した台風10号。今回の台風は非常に進むスピードが遅く、進路が定まらなかったのが特徴で、先週1週間不安定な天気が続きました。
鳥羽ビューホテル花真珠の迫間優子女将は「もともと先月27日が直撃と言われていたので、結局この1週間は、ほぼお客様が少ない状態で営業させていただきました」と話しています。
このホテルでは先月27日から9月1日までで、元々約150件の予約があり、700万円以上の売上を見込んでいましたが、台風の影響でキャンセルが相次ぎ、売上は想定の3分の1以下になったといいます。
迫間優子女将は「振り返ると大変厳しい夏だった」と話していました。
また、今年の夏は台風だけでなく日向灘で発生した地震で、はじめて南海トラフの臨時情報が出されるなど、災害に対する意識を高めていかなければならない中、このホテルでは災害に備え備蓄も行っています。
迫間優子女将は「9月は長い3連休がありますので非常に期待している」と話していました。