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「命のエンジニア」臨床工学技士の仕事を知って 電気メスや血管エコーなど体験

 医療機関で生命維持装置などの操作や管理を行う臨床工学技士の仕事について知ってもらおうというイベントが22日、津市の三重県総合博物館MieMu(ミエム)で開かれました。

 医療機器の体験を通して臨床工学技士の仕事について理解を深めてもらおうと初めて開かれたもので、会場には医療機関で使用される人工呼吸器や内視鏡などの医療機器が並びました。

 訪れた人たちは、電気メスや血管エコーのほか、人工透析を行う透析センターの仕事などを体験しました。

 参加した人は「透析で腕に針を刺すのが楽しかった」などと話していました。

 医療機器を扱う臨床工学技士は、医療現場からの需要は高いものの、臨床工学科がある大学などでは定員に満たないこともあるのが現状で、関係者はまずは業務内容を知ってもらいたいと話していました。

 三重県臨床工学技士会の九鬼弘和会長は「患者の生命を維持する高度な医療機器を扱っている。命のエンジニアとして患者に還元されているということを見てほしい」と話していました。

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