出演:
東儀 秀樹(雅楽師)
夢輝 のあ(歌手・舞台俳優)
三石 学(熊野市教育委員会事務局)
大島 信生(皇學館大学 文学部教授)
川口 洋司(熊野古道語り部友の会) ほか
雅楽師の東儀秀樹さんは、尾鷲市に立ちはだかる西国一の難所、八鬼山越えに挑戦。標高627mの八鬼山は、険しい山道である上に、古くは狼が多く出没したことから「西国一の難所」と恐れられ、命を落としたものも少なくなかったという。古の巡礼者は、どんな覚悟でこの山を越えていったのか?東儀さんは、八鬼山に仕掛けられた「ある工夫」を知り、感銘を受ける。
元タカラジェンヌで、歌手・舞台俳優の夢輝のあさんは、世界遺産にも認定されている熊野市の「花の窟神社」を訪ねる。「花の窟神社」のご神体は高さ40mもの巨大な磐座。日本書紀の一節にイザナミノミコトが葬られた場所として登場することから、日本最古の神社と言われている。熊野が「蘇りの地」と言われる理由がこの神社にあると聞き、夢輝さんは記紀神話神話に詳しい皇學館大学の大島教授を訪ねる。
三重熊野市は、黒潮海流が紀伊半島で最初にぶつかる場所。遠く、南方から運ばれた漂流物が数多く海岸に打ち上げられる。古くから熊野の住民は、漂着物を神格化し、大切に祀ってきた。なぜ、漂流物を神と見立てたのか?そこには、熊野信仰の原点が隠されていた。

放送予定