出演:
米倉 斉加年
岡田 登(皇學館大学文学部 教授)
島田 均(東海道日永郷土資料館 館長)
服部 亜樹(東海道関宿まちなみ案内人)
吉田 悦之(本居宣長記念館 館長)

熊野古道とは、紀伊半島の南部にある熊野と、東の伊勢、西の大阪、和歌山および高野山・吉野を結ぶ古い街道の総称である。これらの多くは「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年ユネスコの世界遺産に認定され、今年で登録10周年を迎える。「常若」の伊勢、「よみがえり」の熊野。互いに影響を与えながら共存している二つの聖地は、日本独自の文化を生み出してきた。昨年行われた式年遷宮によって新しく生まれ変わった伊勢の神宮から、熊野、高野山、吉野を結ぶ祈りの道を紐解くシリーズ「熊野古道」。第二話は、神宮と参詣道 〜西へ東へ 人と文化のシルクロード〜。
▽三重の地には東西の大動脈であった東海道、そして神宮を目指す伊勢街道、熊野三山への信仰の地であった熊野古道など、19もの歴史街道が残っている。これらの街道で多くの人やモノ、情報や文化が交流し、三重の多様な文化が育まれてきた。その文化は今も変わることなく息づいている。
▽「せめて一生に一度」と言われたお伊勢参り。江戸時代、多い年では500万人を越える人々が日本各地から詣でたという。江戸時代、都と東国を結ぶ大動脈「東海道」を旅する『東海道中膝栗毛』が流行。その距離は、江戸日本橋から京都三条間の約125里(約500キロメートル)。その長い道のりを、昔の旅人は朝4時から夕方6時まで、1日平均39キロメートルを12日から15日もの間かけて歩いたという。その苦難を乗り越えて、多くの人が日本各地から訪れた理由・・・その志は厚い信仰心か切なる願いか。

放送予定