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●第二話 『演劇の嚆矢〜能楽〜』      6月17日(土)21:00〜21:55 再放送

 第二話のテーマは能楽。観阿弥がなした革命とは何か。観阿弥の息子でである世阿弥の功績とは…。

 能楽の大成者といわれる二人の足跡を三重県名張市から奈良、そして京都、新熊野神社へと辿る。国立能楽堂の定例公演を取材し、番組には人間国宝、和泉流狂言師の野村万作さん、宝生流シテ方の大坪喜美雄さんのインタビューも収録。2016年に行われた隠街道市では、観世流シテ方の上野朝義さん、観阿弥祭では、大蔵流狂言師の茂山七五三さん、宗彦さんが演じている。

 また一流の能楽師たちの上演の他、能楽にゆかりのある場所を紀行風に綴り、謡曲「高砂」で知られる兵庫県の高砂神社や新たな能楽の歴史を示す遺産をもつ靖國神社、世阿弥の流刑地、佐渡島など取材し、能楽を広く紹介。世阿弥研究に造詣の深い、京都造形芸術大学の天野文雄教授をコメンテーターに迎え、能楽がもつ魅力について語る。

 果たして能面は何を象徴するのか、演ずるとはどういうことなのか。民衆から誕生した芸能、猿楽が、幕府に受容され、能楽と呼ばれる現在も世界から注目される重要無形文化財、その本質の一部を垣間見る。

[出演]
野村万作
山寺 宏一 (ナレーション)