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女児虐待死 検証委員会が再発防止策知事に提出
2024/03/29 20:01
去年5月、津市のアパートで当時4歳の女の子が母親から暴行を受け死亡した事件をめぐり児童相談所などの対応を検証する県の第三者委員会が関係機関の連携強化や人材育成などの再発防止策を盛り込んだ検証結果の報告書をきょう一見知事に提出しました。この事件は当時4歳の女の子が母親から暴行を受けて死亡したもので今月8日、傷害致死の罪に問われた母親に懲役6年の実刑判決が言い渡されました。事件を受け、三重県は去年7月に専門家による第三者委員会を設置し女の子が生まれてから死亡するまでを3つのステージに分けて児童相談所などの対応について検証を進めてきました。きょう第三者委員会の佐々木委員長らが県庁を訪れ一見知事に検証結果の報告書を提出しました。報告書では母親が医療機関を一度も受診せず自宅で一人で出産するなどの特殊な事情が十分考慮されず虐待のリスクが高まる情報得て以降も家庭訪問に向けた動きがなかったことは「重大な問題である」として再発防止に向け子どもの命を最優先に関係機関の役割分担の明確化や連携強化、人材育成などを求めています。