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公開中の映画に一言コメント! :2007年05月10日

まぁまぁイケてる作品はあるんですけど、ここ最近、私が心底惚れた作品には出会えていないので、今回は趣向を変えて、現在公開中の作品それぞれについて一言ずつ触れていこうと思います。


「ブラッド・ダイヤモンド」公式サイトへ
最近、「ダーウィンの悪夢」「ルワンダの涙」など、アフリカが舞台になる作品が多いですよね。私自身は、こういう社会派の作品は好きです。ただ、これだけアフリカを題材にした作品が続くこと自体に疑問も出てきます。本当にアフリカの現状を伝えようという思いのもと制作されたのだろうかと。
この作品は、「密輸ダイヤモンド」という問題点を捉えた社会派ドラマとしても、エンターテイメントとしても素晴らしく、さらには、レオナルド・ディカプリオも、これまでの作品以上に、その演技には光るものがあります。レオ様って、何を演っても、レオ様という感じがここ最近否めませんでしたが、「ブラッド・ダイヤモンド」では、ちがった一面を見せてくれています。


「ハンニバルライジング」公式サイトへ
私、実は初めて「ハンニバル」を観ました。だって、ホラー映画は苦手だからです。マスコミ試写で鑑賞したのですが、あまりに「えげつない」ので、途中、手で顔を覆いながら観ていました。映画が終わったあとは、慌てて暗い試写室から出ていきました。なぜレスターが殺人鬼と化したかが紐解かれるので、これまでのシリーズ作品ファンにとっては面白いのではないでしょうか。どういうわけか、日本にちなんだエピソードもてんこ盛りです。


「バベル」公式サイトへ
菊池凛子さんのアカデミー助演女優ノミネートで話題となった映画です。
映画を観ている間、終始、いたたまれないような不安に苛まれる作品でした。身近にいる人間どうしが、スムーズにコミュニケーションをとれない。大切にすべき人に対し、素直に大切にできない。現代の人間の歪みが描かれているように感じました。
モロッコ、日本、アメリカ、メキシコでの話が、微妙に絡み合いながら、ストーリーが展開していきます。こういうスタイル、私は好きです。最近の、わかりやすいだけが売りの映画よりはずっとマシだと思うからです。でも、そんな私も「正直、よくわかんなーい」といった感じで、消化不良を起こしてしまいました。のめり込むように見入っていたのですが、最後は、観客の判断に任せるような終わり方で、ここまでわかりづらいというのは、あまり良くないのではないかと思ったりするのですが、いかがでしょうか?キリスト教についてのバックグラウンドに弱いからなのか私には難解でした。


「東京タワー 僕とオカンと時々、オトン」公式サイトへ
事前に、「かなりいいよ」と聞かされていたせいで期待が大きかったのか、「まあまあ良かったなぁ」というのが私の正直な感想です。試写会で、監督が話していたのは、「とにかく刃物の上を歩くような緊張感の中で撮影し続けた」ということ。それだけ、全身全霊で、この作品に臨んだという思いは伝わってきました。当初出演を拒否していたオダギリジョーは、自分の母親に「この映画はやりなさい」と言われ、運命的なものを感じて引き受けたのだそう。オダギリジョーはやっぱりいい味出しています。


「ラブソングができるまで」公式サイトへ
気楽な気持ちでサクッと観に行きたい時には、おススメの作品かな。とてつもなくドラマチックではないけれども、オーソドックスなラブコメディです。ヒュー・グラントに、ドリュー・バリモア、この二人が出ているという安心感もあります。間違いなく、明るい気持ちで映画館を出られます。


「クイーン」公式サイトへ
どうしても観ておきたかった作品です。ヘレン・ミレンは凄いですね!エリザベス女王を演じるというのは大変なプレッシャーだったと思われます。
ダイアナ元皇太子妃が亡くなったのが97年7月。私は当時、語学留学していているカナダで第一報を知りました。カナダもイギリスと縁が深いことから、ホストファミリーをはじめ、カナダ国民の多くが悲哀に暮れていました。地元の教会がたくさんの花束で埋め尽くされたのが思い出されます。エリザベス女王も、亡くなったダイアナも、それぞれ違った形で、素晴らしく魅力的な女性なんでしょう。同じ家に、こんな魅力的な女性が2人もいたら、やっぱりもめちゃうでしょうね。あと、丹念なリサーチのもと映画が撮影されたことに感銘を受けました。


ちなみに、ゴールデンウィーク期間中、ずっと出勤だった私は、仕事を終えたあと一人で映画館に行って、悲しいかな、かなり浮いてました。トホホ。でも、映画はやっぱり止められません。