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アカデミー賞決定! :2006年03月09日 

最も世界から注目を集める映画の祭典「アカデミー賞」。2006年のオスカーが決まりましたね!
少し驚きだったのが、スピルバーグ監督の「ミュンヘン」が5部門にノミネートされながらも、無冠に終わったこと。
そして、大方の予想を覆し、見事、作品賞に輝いたのが、「クラッシュ」という作品。昨年オスカーに輝いた「ミリオンダラーベイビー」の脚本を手掛けたポール・ハギスの初監督作品です。
私、オスカーに輝いた約3時間後に、早速「クラッシュ」を観てまいりました。
たしかに深い。そして見応えがあります。ぐいぐいと観客を引き込ませる力。私たちが触れてほしくない部分をついてくるような強いメッセージ性もあります。
様々な立場にいる登場人物の、時間軸が異なるそれぞれのストーリーを、クラッシュ(事故や事件、いさかい)で微妙に絡ませていき、その中で、現代のアメリカ社会が抱える問題や、人が誰しも潜在的に持っている差別意識と正義感をうまく描ききっています。
さらに、アカデミー賞の授賞式がロサンゼルス ハリウッド コダックシアターで行われていることから、作品の中で、特異性あるロサンゼルスの街を克明に描いている点も、ひょっとすると「ご当地映画」的観点から、得点アップにつながったのでは・・と勝手な推測をしたりしています。
去年、ロサンゼルスに1週間行って感じたのが、たしかに、「車社会」である点で、マイカーで移動すれば、様々な人間との係わりを遮断できる街であることや、カージャック、交通事故が頻繁に描かれているのが印象的でした。
そんなわけで、アメリカ社会を題材にした作品ではあるものの、日本に暮らす私たちも、悲しいかな、人間が持ち合わせてしまっている「善悪」に向き合うことのできる作品です。そんな普遍的なテーマを真摯に描いた「クラッシュ」を観て、皆さんなら、どんな風に感じますか?