>>MTVトップへ >>エイガな日々 トップへ

« 戦艦「大和」生存者の思い | | 終わらぬ悲劇 »

映画「SAYURI」と横山智佐子さん   :2006年01月19日

みなさんは、映画「SAYURI」をご覧になりましたか?アジアからスターが集結してつくられた芸者の世界を描いた作品で、チャン・ツィイーにコン・リー、そして、日本からは、渡辺謙、役所広司、桃井かおり、工藤夕貴が出演しています。豪華キャストですよね。
日本での、この作品の評価は、賛否両論あるようですが、私は、『シカゴ』を手がけたロブ・マーシャル監督が、美意識というものを大切にしてつくったんだなあと感じました。だから、アメリカから見た日本の世界であり、日本人が監督であれば、時代考証ばかりが気になって、「創り上げた美しさ」には到達できなかったかもしれないと思いました。
さてさて、日本人俳優のハリウッドデビューで話題となった本作ですが、この作品のスタッフとして、なんと、三重県・津市出身の女性、横山智佐子さんが編集に携わっているということをご存じの方は少ないかもしれません。
(エンドロールに、CHISAKO YOKOYAMAとお名前が出ています)
短大卒業後、しばらく日本で働いたあと、単身、アメリカのロスに渡り、これまでに、リドリー・スコット監督の作品などの編集に携わってきた、まさにカッコいい女性なんです。去年の三重映画フェスティバルの際、取材をさせて頂いたのですが、なんと、今回、ふるさとに一時帰国された折、お食事をご一緒させて頂きました!
映画「SAYURI」の裏話としては、アメリカ人たちが「このシーンが美しいんだ」と思っているシーンは、日本人である横山さんにとっては、???だったことや、エンドロールに誰の名前を載せるかが、いちばんもめるとか、編集は、12月までぎりぎりやっていたが、結局、早くに完成していたもともとの編集バージョンに落ち着いたことなどを聞かせてくださいました。あと、日本映画への思いも話していらっしゃいました。韓国映画は、国家プロジェクト的にいち早くハリウッド映画の手法を採り入れ、成功を収めているが、日本映画は旧態依然としていて、才能のある人の芽をつんでしまう傾向があるのではということでした。
私は、「日本映画もアメリカナイズされないといけないということなんでしょうか?」と質問したんですが、「決して、そういことだけではなく、もっと、日本というものを深く描き、丁寧に作品を創り上げることが、世界に通用する日本映画になるのだと思う」とのことでした。時間や手間をかけて、いかに日本の文化を愛し、深く描くこと。そんなことを海の向こうにいるハリウッドで映画づくりに携わる横山さんは感じているようです。そんな横山さん、今、ハリウッドに日本語でも学べる映画学校をつくろうとされています。とくに三重、愛知から、映画学校について問い合わせのメールが多く届いているそうです。
ホームページのアドレスは、http://www.laismp.com/school.htmlです。
関心のある方は、ぜひアクセスしてみてください。

映画人を育てたいと次の夢に向かってひた走る横山さんは、いきいきとしていて、素敵な女性ですよ。三重にいる私たちも、今後のご活躍を期待しながらぜひ応援しましょう!!